『図説 浅草寺ー今むかし』
編集・発行が金龍山浅草寺だから、浅草寺の公式本である。 浅草について、曖昧な知識をたしかにしようと思っている人には打って付けの本である。 しかし、中古本でしか入手できない。 この本の魅力の一つは、図、縁起が多く載っている […]
浅草の魅力はおかあさんたちにあり!
編集・発行が金龍山浅草寺だから、浅草寺の公式本である。 浅草について、曖昧な知識をたしかにしようと思っている人には打って付けの本である。 しかし、中古本でしか入手できない。 この本の魅力の一つは、図、縁起が多く載っている […]
待乳山聖天を訪れたら、浮世絵展「待乳山と隅田川」をやっていた。 そこで購入したのが、この本だ。 待乳山は江戸時代、風光明媚な名所として知られ、多くの浮世絵にも描かれている。 その多くの浮世絵が待乳山聖天(正 […]
2023.04.01更新 あの芥川龍之介も浅草を舞台にした小説を書いている。 小説のタイトルは『浅草公園』だ。 ただ、この小説は文庫版にして、たった21枚にすぎない。 超短編小説だ。 おまけに、各段落に1、2、3と番号が […]
「ちいさい秋みつけた」「リンゴの唄」の作詞で有名な、詩人サトウ・ハチローと浅草はなかなか結び付かない。 しかし、サトウ・ハチローは転校8回、留置所入り30回以上の浅草一の不良少年だったという。 きっと、再婚した父への反抗 […]
ラビリンスは迷宮といういう意味であり、複雑に入り組んだものの比喩表現だ。 谷崎潤一郎は迷宮浅草に挑んだことになる。 この本には、『襤褸の光』『鮫人』『浅草公園』が収められているが、『襤褸の光』は短編、『浅草公園』は随筆で […]
オンデマンド(ペーパーバック)である。つまり、注文を受けてから印刷し送るという方式を採用している本である。 正直言って、残念の一言に尽きる。 送られてきたものは、12.5cm×16.5cm、53ページの小冊子であり、その […]
こうした公式読本が電子書籍で残るということは、たいへんいいことだと思う。 また、三社祭のことをしっかり知りたい人にも役立つに違いない。 一点注意しなければならないのは、公式読本を画像として保存しているため、記事を指で拡大 […]
浅草の不良集団「浅草紅団」の女首領・弓子との接触を通して、著者が見た浅草が書かれている。 川端康成先生と浅草とが上手く結びつかない読者は多いと思う。 しかし、この本は、浅草について書かれたどの本よりも詳しく、どの本より写 […]
本の冒頭に、著者は代田橋、日暮里、高円寺、蒲田、池袋などに住んだことがあるが、浅草生まれでもなく、浅草育ちでもないことを紹介している。この点は、『小説浅草案内』を書いた半村良氏と同じである。 このことが、この本を決定づけ […]
古地図散歩というと、携帯地図を片手に散歩をイメージすると思うが、この本の「切絵図」と今の地図を比較しながら散歩と考えてもらいたい。 この本の「切絵図」は主に1853年(寛永6年)の「尾張屋板切絵図」だが、この「切絵図」が […]